DO Montsant情報

名称Montsant モンサン
州令発効日カタルーニャ州令2001年11月5日
改正2002年5月23日
官報公示日:翌日発効2002年7月3日
場所地中海沿岸カタルーニャ州タラゴナ県。DOタラゴナ内のファルセット地区が独立。DOプリオラートを囲む形になっている。
認可ぶどう品種白:
シャルドネ、ガルナチャ・ブランカ、マカベオ、モスカテル、パンサル、パレリャーダ
黒:
カベルネ・ソービニオン、サムソ、マスエラ、ガルナチャ・ネグラ、ガルナッチャ・ペルーダ、メルロー、モナストレル、ピカポル・ネグロ、シラー、テンプラニ一リョ
地理的条件地中海から山間部に30キロ程度入った場所にあり、地中海からの影響を受けながらも夏暑く冬寒い内陸性の気候。平均降雨量は650ml。
スレート質の土壌が多く、プリオラートと似ている。
ぶどう植樹方法、最大収穫量伝統的な株仕立てでも垣根仕立てにおいても1ha当たり3,600株、一株あたり12芽。白ブドウの1ha当たりの最大収穫量は12,000kg。黒ブドウの方は10,000kg。最大収穫量がこの数字を超える場合は、そのワインはDOの名称を名乗ることができない。
最大搾汁率100キロのぶどうに対して最大72リットル
最低熟成期間クリアンサに間しては、2年間の熟成が必要。オーク樽と瓶で熟成したものを合わせる筋合は樽で半年熟成しなけれぱならない。
レセルバ、グラン・レセルバにするワインは良い年にとれたブドウから作られ、長期の熟成に十分に耐えられると判断されたワインであることが必須である。
レセルバ:
赤ワインは合計36ヶ月の熟成が必要、うち12ケ月はオーク樽で熟成させなければならない。白とロゼワインは合計24ヶ月、うち6ヶ月をオーク樽で熟成させること。
グラン・レセルバ:
赤ワインは24ヶ月のオーク樽での熟成とその後36ヶ月の瓶熟が必要。白とロゼワインは合計48ヶ月の熟成、うち6ヶ月をオーク樽で熟成させること。オーク樽の大きさは1000リットル以下であること。
ワインのタイプと最低アルコール度数通常のスティルワイン白:11.5度ロゼ:12度 赤:12.5度
伝統的なリキュールワイン
・ラソシオ:
最低12度(原料となるワインアルロール度)、製品としては酒精強化して15度から20度の間
・ミステラ・ブランコ、ミステラ・ティンタ:
非常に複雑な過程を経て造るリキュ一ル。
最低12度(原料となるワインアルコール度)、製品としては酒精強化して15度から20度の間
・ガルナチャ・デ・モンサン(過熟したガルナッチャ種を使用)
最低12度(原料となるワインアルコール度)、製品としては酒精強化して15,5度から20度の間
・ドゥルセ・ナチュラル・デ・モンサン:
(1リットル当たり272g以上という非常に糖度の高い果汁を使用)最低12度(原料となるワインアルロール度)製品としては酒精強化して15度から18度の間
・ビンブラン・デ・モンサン:
(過熟したパンサル種を使用)最低12度(原料となるワインアルコール度)、製品としては酒精強化して15度から18度の間
その他単一品種で85%以上使用している場合は、その品種を明記できる。2種類の葡萄だけでそのワインを造っている場合は、その両方の名前を明記できる。
そのワインの85%以上が単一年の収穫であれば、その年を収種の年として記載できる。Novel(新酒)として売り出すことができるのはその年の11月11日以降である。Vino Joven(若いワイン)として売り出すことができるのはその年の12月20日以降である。